コラム

感じるままに動く子から“考えて行動できる子”へ

低学年から育てたい『論理的思考力』

「思いついたらすぐ行動してしまう」
「もっと考えてから動いてほしい」
小学校低学年のお子さんを持つ保護者の方から、よく聞くお悩みです。

実はこの“感じるままに動く”というのは、こどもらしさの表れでもあります。
しかし、これからの学びや生活の中で大切なのは、「感じたことをどう行動につなげるか」を考えられる力。
つまり “論理的思考力” です。


論理的思考力とは?

論理的思考とは、「なぜそうなるのか」「どうすればうまくいくのか」を筋道立てて考える力です。
大人が仕事や生活の中で自然に行っているような「考える→判断する→行動する」という流れを、こどもにも分かりやすく身につけさせることがポイントです。

この力が育つと――

  • 感情的になりすぎず、落ち着いて考えられる
  • 問題にぶつかっても、解決方法を自分で探せる
  • 勉強や人間関係にも自信が持てる

といった良い変化が現れます。


「考える力」は日常の中で育つ

論理的思考力を育てるといっても、特別な教材や難しい勉強は必要ありません。
日常生活の中で、「考える練習」ができる場面はたくさんあります。

会話で育てる

「どうしてそう思ったの?」「別のやり方もあるかな?」
といった問いかけをすることで、こどもは自然と自分の考えを言葉にするようになります。
考えを言語化することは、論理的思考の第一歩です。

遊びで育てる

パズルやボードゲーム、レゴ、工作など、手を使って“順番”や“組み立て”を考える遊びはとても効果的。
ルールを理解し、勝つためにどうすればいいかを考える過程が、まさに論理的思考そのものです。

体験や習い事で育てる

料理やお手伝いも立派な教材です。
「先に何をする?」「どうすれば早く終わる?」と一緒に考えることで、
自然と「順序立てて行動する」力が身につきます。


感情を抑えるのではなく“考える習慣”をつける

感じたまま動く子に対して「考えてから動きなさい!」と言っても、なかなか伝わりません。
大切なのは、「感情→考える→行動する」という流れを一緒に体験させることです。

たとえば、怒ってしまったときも――
「怒ったんだね。どうすればうまくいくと思う?」
と声をかけることで、感情を否定せずに思考のスイッチを入れることができます。


「考えるのが楽しい!」と思える子に

論理的に考える力は、押し付けではなく“体験”から育つものです。
「うまくできた」「考えたらわかった!」という小さな成功体験を積むことで、
考えることそのものが楽しくなり、自ら工夫できる子に成長していきます。


まとめ

  • 感情で動くのはこどもらしさ。大切なのは「考える習慣」を育てること。
  • 日常会話・遊び・体験の中で、順序や理由を一緒に考えるのが効果的。
  • 「考えるのが楽しい!」という気持ちが、論理的思考力の原動力。

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