本当に伸びる子に必要な“まじめ”という力
「うちの子は成績がいい」からと油断してはいけない!
「うちの子、理解が早いんです」
これは、とても嬉しい言葉です。
説明するとすぐにわかる。
少し見ただけでやり方を覚える。
テストもそれなりに点が取れる。
いわゆる「かしこい子」です。
でも実は――
“かしこい”だけでは、伸びきらないことがあります。
すぐにできる子が陥りやすい落とし穴
理解が早い子ほど、
「やればできる」
「本気出せばいける」
と思いやすい傾向があります。
これは悪いことではありません。
しかし問題は、
やらなくてもできると思い込んでしまうこと。
すると、
・練習量が少ない
・基礎を軽く見る
・反復を嫌がる
という状態になりやすいのです。
伸びる分野には“練習の壁”がある
スポーツでも楽器でも、勉強でも同じです。
たとえば
大谷翔平選手。
圧倒的な才能があることは誰もが知っています。
でも、あの結果は
圧倒的な練習量の上に成り立っています。
才能だけであの場所には立てません。
どんな分野にも、
「理解できる段階」と
「体に染み込ませる段階」
があります。
後者は、地味で単調で、退屈に見えます。
でもここを通らないと、本物にはなりません。
「わかる」と「できる」は違う
説明を聞いて理解することと、
安定してできることは別物です。
わかる = 頭で理解
できる = 体が覚えている
この差はとても大きい。
反復練習を重ねることで、
「考えなくてもできる」状態になります。
そこまで到達して初めて、
応用力が生まれます。
本当に強い子は、“かしこくて、まじめ”
「かしこい」は武器です。
でもそれを磨くのは「まじめ」です。
コツコツ続ける。
基礎を繰り返す。
面倒なことを飛ばさない。
この姿勢がある子は、
最初は目立たなくても、
あとから大きく伸びます。
逆に、
理解が早いだけで努力しない子は、
どこかで止まります。
勘違いさせない関わり方
保護の方がつい言ってしまいがちな言葉があります。
「うちの子、頭がいいんです」
この言葉は、
子どもにとってはプレッシャーにもなります。
そして、
「できない=自分は頭が良くない」
と感じる原因にもなります。
それよりも、
「よく続けてるね」
「昨日より速くなったね」
「ちゃんと練習してるね」
努力に目を向ける声かけのほうが、
子どもは強くなります。
才能よりも、習慣
才能はスタート地点を少し前にしてくれます。
でもゴールまで連れていってくれるのは、
習慣です。
まじめに積み重ねる力は、
派手ではありません。
けれど、
最後に差をつくるのは、いつもそこです。

まとめ
・かしこい子は理解が早い
・でも、努力しなくてもできると勘違いしやすい
・うまくなる分野には必ず「反復の壁」がある
・本当に伸びる子は、かしこくて、まじめ
「わかる力」と「続ける力」。
この両方がそろったとき、
子どもは本物の実力を身につけます。
そしてそれは、
将来どんな分野に進んでも通用する力になります。

